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団塊の世代と音楽史 Part3

アーバンNさん執筆。コーナーの廃止より移転しました。
原則原文通りの掲載です。量があるのでpart別にリンクを用意しています。

1978年、チューリップというバンドが「虹とスニーカーの頃」というヒット曲を出した。チューリップは本来Part2で紹介すべきだったと反省しているが、紙面(?)の都合上、こちらで紹介しておきました。1973年に「心の旅」を、1975年に「サボテンの花」をヒットさせていたが、この曲はかつての曲とは異なっていた。まずは、音がいい。これを聞いて驚いたファンもいただろう。何せ、曲調も違ったからである。当時の所属先のレコード会社の設備がこの頃変わったと思われる。そのため、音が格段とよくなった(でもレコードなので…)。このグループは、リーダー的存在の(リーダーなのかまだ分からないので)財津和夫のビートルズ好き(ビートルズについてはPart1で触れています)もあるのか、ビートルズっぽさも表れている。そんなチューリップはフォーク・ロック・ポップの全ての要素が含まれたアーティストだった。だがこの曲の大ヒット後それ以上のヒットを出ずまた、メンバーの脱退等もあり、一時は存続の危機にまで瀕したが、1989年に解散した。 そして、1979年冬、苦節10年というとあるグループが大ヒット曲を発売。曲名は「さよなら」。アーティストはオフコースである。この曲は冬の名曲の一つでもあり、今でも時々TVメディアで流れるほどだ。元々は1970年に結成されたグループで70年代後半になって注目を浴びるようになった。そしてこの曲で大ブレイク。他に有名な曲としては、明治生命(現:明治安田生命)のCMソングの「言葉にできない」、今年の日テレのドラマ・コンプレックスのあるドラマ(タイトル忘れた)で主題歌として使用された「愛を止めないで」などがある。後に主のメンバーだった鈴木康博が脱退し、その後他のレコード会社に移籍するなどのことはあったが、1989年に解散、紹介した3曲で作詞・作曲をした小田和正がソロで再出発。実はソロでもヒット曲を出している。時代はこれとは後になるが、フジテレビ系の「東京ラブストーリー」の主題歌である「ラブ・ストーリーは突然に」が270万枚を売る大ヒット。昨年はアルバム「そうかな」をリリースし、現在も精力的な活動を行っている。 (補足…オフコース関係) 「そうかな」の収録曲は全曲CM、TVで使用されています。その一部を紹介します。 「Re」…トヨタ自動車の「アリオン」で使用。本人も出演。(放送終了)ちなみに「アリオン」は家の父親の愛車です。 「まっ白」…TBSのトリノオリンピックテーマソングとして使用。(放送終了) 「大好きな君に」…NHKアニメ劇場「雪の女王」のエンディングテーマとして使用。(放送終了) 「たしかなこと」…明治安田生命の企業CMで使用。現在も放送中。 (補足…チューリップ関係) 現在どこの放送局か分かりませんがAMで「財津和夫の人生ゲーム」という番組がO.A.されているそうです。詳しくは分かりませんが…。 追加:東海ラジオで放映されていました。製作も東海ラジオです。この番組は一時終了していたが、現在「財津和夫の人生ゲーム21~心の旅~として放送されているものだった。」

(補足)
かぐや姫の「神田川」の歌詞中に「三畳一間」とあるが、「四畳半フォーク」と呼ばれていた。正確には、やはり三畳のほうが正しいという。 ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」はタイトルもグループ名も曲の演奏時間も全てが 長い。4分34秒。当時としてはかなり長い。反対面の「カッコマン・ブギ」は2分26秒。いや~、長い長い。 フォークは75年頃から「ニュー・ミュージック」と呼ばれることになる。根っからのファンはこの呼び名を嫌った。

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